【南米旅行・準備編】イエローカードを取り忘れていてリアル・イエローカード問題
それは、南米旅行出発まであと1ヶ月というときに起こりました…。
改めてガイドブックを読んでいたらふと目にした言葉…
イエローカード(黄熱病予防接種証明書)…
そういえば、世界一周している人のブログとか見ていたら、準備編とかでよくものすごい数の予防接種的な注射をしたとか書いているのを見たな…
まぁ世界一周までしないし、アフリカに行くわけでもないし、まぁそういうのは必要ないよね…
でもちょっとこの項目ちゃんと読んでみるか…
「イエローカードとは黄熱病予防接種証明書。日本から直接ペルー、ボリビア、エクアドル、コロンビアに入る場合は不要だが、黄熱病リスク国から他国へ入国する場合、国によってはイエローカードが必要。状況は常に変化するので、事前に旅行会社や各国大使館に相談すること。…」
“国によっては…”
微妙な表現だな…。
まぁでも“黄熱病リスク国から他国へ入国する場合”ってあるから、黄熱病リスク国を調べてみるか…
<黄熱病リスク国>(2017年9月現在)
アルゼンチン(一部地域)
ブラジル
ペルー
コロンビア
めっちゃ行く予定の国が並んでるし!!Σ(゚д゚lll)
「黄熱病リスク国から他国へ入国する場合」
ってことは、ってことは、
つまりはペルーから他国へ入国するとき、コロンビアから他国へ入国するとき、ってことだよね!?Σ(゚д゚lll)
絶対入国するし!!Σ(゚д゚lll)
てかリマから旅スタートするから、イエローカード取らなかったら、ペルーに缶詰になってしまうこともあるってこと!?Σ(゚д゚lll)
2か月もペルーに缶詰!?Σ(゚д゚lll)
それは嫌だ!!!!
ということで、慌ててイエローカードについて調べることになったのでした…
- イエローカードとは。黄熱病の基礎知識。
- イエローカードはどこで取得できるのか?
- 日本では取得できないとなると…経由する「韓国」か到着した「ペルー」で取得!?
- <結果その1>「韓国」で無事にイエローカード取得!しかし予想外の一言。
- <結果その2>入国時にイエローカードを提出した国
イエローカードとは。黄熱病の基礎知識。
そもそも、イエローカードとは。
先にも書いたように、イエローカードとは、黄熱病予防接種証明書のことです。
黄熱病…野口英世…。
そのくらいの知識しかなかったのですが、蚊の媒介によって寒気、発熱、頭痛などを引き起こし、黄疸、出血…して適切な治療を施さなければ死に至ることもあるそう。
世界の幾つかの地域が、黄熱病感染のリスクが存在する国としてリストアップされており、その国から他の国へ入国する場合にイエローカード(黄熱病予防接種証明書)の提示を求められることがあるとのことです。
ただし、日本→黄熱病感染リスク国→日本 の旅行の場合は必要ないそうで。
今回私たちは、南米の複数の国を旅行する予定なので、必要だということに。
取得するのにかかるお金は約1万円。。
情報を探していると、「南米を旅していて、一度もイエローカードは見せなかった」なんて情報もありますが、入国拒否されるのも嫌だし、そもそも本当に黄熱病にかかってしまって旅行や人生が台無しに。。。なんて事態は一番避けたい!
やはり、どう免れるかではなく、真剣にイエローカード取得のための情報を探そうということになりました。。。
イエローカードはどこで取得できるのか?
慌ててイエローカードについて調べまくると、衝撃の事実が判明。
私たちは北海道札幌市在住なんですが、なんと、予防接種を受けられる施設が
小樽検疫所と千歳空港検疫所 のみ。。。
2か所だけ…
し・か・も!!!!
小樽検疫所 予防接種日時:毎月第2火曜日((
千歳空港検疫所 予防接種日時:毎月第4火曜日
って月1かーーーい!!Σ(゚д゚lll)
なんと、千歳空港は出発までもう第4火曜日はやってこないため、もうこの時点で不可能ということが判明。
でもまだ小樽がある!!1か月前に気づいてよかったし、まぁ小樽なら割と近いし、何なら私たちニートなので、そんなド平日でも、時間もいつでも大丈夫だし♪
と余裕ブッこいて電話したら…
「その日程はもう予約で埋まっています。」
う…うそでしょ…そんなに北海道民、イエローカード欲している人いるの…?
みんなどこ行くの…?
結構北海道民って、内気で外に出たがらない人多いなって印象だったのに、そんなにみんなアフリカやら南米やら行くの…!?
と、あまりの衝撃に打ちのめされて、もうダメだ…と思ったその時、旦那からナイスパスが!!
「札幌から東京に飛んで1泊してから、韓国向かうよね??東京で打てないかな?」
た…確かに!!!!!
東京なら、天下の東京なら、もっとたくさんの場所で予防接種でもなんでも打ってくれるでしょう!!
調べると…行けそうな場所に5か所も!!
よしよし!!それでこそ、首都・東京!!
でも、、、小樽で月1開催だったというのが気になるところ…
調べてみたら、、
- 国立研究開発法人国立国際医療研究センター
- →2回行かないとダメらしい。
- 東京医科大学病院
- →ここも2回行かないとダメ…。
- 公益財団法人日本検疫衛生協会 東京診療所
- →ここは毎日実施!ナイス!
- 東京検疫所
- →毎週火曜日!ちょうど東京行くの火曜日!
- 横浜検疫所
- →毎週水曜日。ここは無理だ。。
ということで、候補地が2つ!!さすが首都!!どちらかはいけるでしょ!!
と思って電話したら…全滅。
なんと、どこも「予約でいっぱい」なんだそう。
まじか…そんなにみんな黄熱病予防接種したかったなんて知らなかったよ…
そんなにみんなアフリカやら南米やら行くのかーーー!!
日本でイエローカードを取得するという夢はついに、破れたのでした…。
日本では取得できないとなると…経由する「韓国」か到着した「ペルー」で取得!?
夢破れ、どうしようかと途方に暮れていると、またまた旦那からナイスパス。
「なんか韓国で打ったっていう日本人の情報あったよ!」
こうなると、経由国の韓国で打つか、ペルーで到着してから打つか、もしくは南米出発前にどこかの国に行って打つかしか道はない。。
でもここでちょっと大事なのが、黄熱病予防接種の有効期間。
一度打ったら一生涯有効なのですが、スタートは、打ってから10日後から。
つまり、8月21日に予防接種を打ったら、イエローカードが有効になるのは8月31日からとなるのです。
最初はペルーを満喫する予定だからいいのですが、この日程が遅れれば遅れるほど、ペルーに滞在しなきゃいけない時間も長くなります。なので、できるだけペルーではなく韓国で打ちたい、と思いました。
そしてもう一つ懸念事項が。
それが、黄熱病予防接種の「副作用」。
なんでも予防接種のワクチンが効き始めるまでの10日間に、4人に1人は発熱するだとか、寒気がしてしばらく旅ができなかったなんていう情報も。
副作用が出るなら出るで、できるだけ旅行前に出て欲しい。。
でも日本で打てなかった時点で、それはもう夢と化したので、やっぱりここもできるだけ早く打っておきたい。ペルーで打ってそこからの10日間副作用に怯えたり、マチュピチュに行く日に副作用になって登れなかった…なんていう事態は避けたい。
ということで、やっぱり韓国で打ちたい。
経由国の韓国には3日ほど滞在する予定だし、うまくタイミングが合えばバッチリなんだけど。でも日本で散々打ちのめされた経験が重くのしかかり、ドキドキしながら調べてみたのでした。。
すると。
どうやら韓国では、空港で、毎日いつでも予約なくてもすぐにパパッと打ってくれて、しかも料金も約3000円らしいということが判明!!
こりゃ韓国で打つしかないでしょう!!
韓国に大きな望みを託したのでした。
<結果その1>「韓国」で無事にイエローカード取得!しかし予想外の一言。
ここからは、帰国した今だから書ける、結果をお話しします。
まず韓国では、上に書いた通り、なんの問題もなく空港で打つことができました。
ほんと、どうして日本であんなに予約不可能な状態なのかがよくわからないというくらい、予約なしで空港の検疫所でパパッと2人で30分ほどで打つことができました。料金も情報の通り3000円ほどです。
でも他の情報を見ると「予約は必須です」と書かれておりました…。運が良かったのですかね。予約ができるならしたほうがよさそうですね。
ただ一つ、検疫のお姉さんから予想外の一言が。
「もしイエローカードをなくした場合、再発行は発行した国でとなるので、韓国に来てくださいね。」
そうだったんだー!!ペルーで打たなくてよかった!笑
ということで、無事に韓国で打てましたとさ。
<結果その2>入国時にイエローカードを提出した国
こちらも帰国した今だから書ける、結果です。
南米を2か月間旅行して、述べ8か国に行きましたが、
入国時にイエローカードを提出した国は…
ありませんでした!!!!笑
陸路でも入国しましたし、空路からも入国しましたが、一度もイエローカードを見せた国はありませんでした。笑
でもまぁ、黄熱病って怖いし、見せろって言われてなかったら入国できなかったわけだし、取得したら一生涯有効だから、これからいくらでもアフリカでももう一度南米でもいけるし、すったもんだあったものの、取得はしておいてよかったです!!笑